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雨宮「…春野…」
雨宮君は私の名前を呟いて…
そして―
弥生「!?」
優しく私を抱きしめた―…。
雨宮「…アイツは馬鹿だよな…"幼馴染み"の気持ちに気付けないなんてさ…」
弥生「雨宮…君…」
雨宮「本当に馬鹿だよ…"幼馴染み"のくせにさ…」
弥生「……。」
雨宮「でも、"幼馴染"だからこそ気付かない事なんだと思う」
弥生「ぇ…」
雨宮「近くに居るのが当たり前で気付かない事なんだと思う」
弥生「……。」
雨宮「そう言うのは離れて初めて分かる事なんだよ…きっと」
弥生「雨宮…君…?」
雨宮「そうだろ?"幼馴染みサン"?」
弥生「ぇ」
雨宮「出て来いよ」
雨宮君がそう呟いたと同時に
私たちの前に現れたのは―…
弥生「直哉!?」
直哉「……。」
そこに現れたのは直哉だった―…。
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