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「入口まで、来ました…。」
「…はぁ。 まだ嘘を吐き通すのかい?
なら、オッチャンに出来る事はないな。
行くぞ。歩けるか?」
腕を引き、監守はナーバスを立たせる。
が、ナーバスは体重を支える事なく地面に倒れ込んだ。
「…膝、折れちまったんじゃないのか?」
「かも、知れま せん…。」
監守は無線機を手にし、手を貸して欲しい と連絡した。
無線機越しに、了解 と聞こえ、監守は無線機を右腰に直した。
「俺も仕事できてるから、お嬢ちゃんを取調室に連れて行かないわけには行かないんだ。
悪く思わないでくれ。」
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