疑惑の少女

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ビーッ… 『訓練終了。 判定、C。』 機械的な音声が鳴り、少女はグロックをホルスターに収納させた。 「ふぅー。」 大きく息を吐き、ゴーグルと耳当てを外し 所定の位置へ直しに行く。 「Cかぁ。 今までの最高記録だな♪」 タオルで顔を拭き、冷たい水を一気に飲み干す。 行動のそれは、女性や少女とはいい難いが 実に満足そうだった。 「ぷはぁ~ッ! さぁて、次は体術訓練だ!」 タオルを回収スペースに投げやり、射撃場を出ようとした時だった。
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