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斜面を下ると、そこは河に繋がる森だ。
ナーバスは平地についてすぐ 木々の中に身を隠した。
地面に生えている草を大量毟り、自分の着ている捕虜服に緑色を付ける。
土を付け、出来るだけ目立たないようにした。
「…追って来ては いないようですね。」
「ナーバス…。」
ライルは座らされ、河の水で濡らした布と手揉みした薬草を 腿の傷に当てられていた。
「染みますか?メイラルディ監守。」
「あぁ、物凄く痛いッ…。」
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