疑惑の少女

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「…え!? ま…マイリス少佐!これは一体!?」 少女は困惑した。 何故 自分が囲まれているのか、何故 仲間に銃口を向けられなければならないのか。 「ナーバス・オルタディアス。 貴様をCIAのスパイ容疑で拘束する!」 マイリス少佐は 厳しい表情を変える事なく、声を張り上げた。 「…は? え?どういう事ですか? スパイ?私が?」 少女、ナーバスの混乱は深まるばかりだ。 「私が…スパイ? 何の冗談ですか!?」 混乱は、徐々に怒りに変わって行く。 何故 私が。 誰かが私をハメようとしているのか。 頭のなかを 混乱が駆け抜けていた。
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