剣族

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「手加減はしないよ~」 「私もしません!!」 「そ、じゃ遠慮無く!!」 ライラが突っ込む。 「させません!!」 銃口をライラに向ける。 「フッフッフッ、残念、少し遅いなぁ」 ライラは一気に加速しマリアの懐に入る。 「えっ!?」 「はい、どーん」 マリアはぎりぎりでライラの拳をよけるが、 事件はこのあと起きた。 ドォォォォォォォォン!!! 震度2くらいの地震が起きた。 「えぇぇぇぇぇ!?!?」 驚くマリア。 無理もない。だって校舎揺れたし、先生も驚いてるし。 「はぁ~、あの馬鹿は加減を知らないのか……」 ライラは昔から力だけはあり、よく物を壊していた。自分では加減してるつもりだが実際はそんなことはない。 大喧嘩をした時はよく病院に行ったなぁ……… 「ねぇエル、ユウが明後日の方向を向いて清々しい顔してるんだけど?」 「そっとしておこう……」 なんてやり取りの間も試合は続く。 「いっえぇぇぇぇい!!」 ドォォォォォン!! 「キャァァァァァ!!」 「ひゅぅぅぅぅぅぅん!!」 ドォォォォォォォン!! 「キャァァァァァァァァ!!」 ……なんか、マリアが可哀相に見える………
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