剣族

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「負けちゃいました……」 「勝っちゃいました!!」 対照的な二人が魔法陣から出て来た。 「いや、マリアは頑張ったと思うよ。普通は一撃目で腰抜かすもん」 「そうよ、頑張ったわ」 「僕もそう思うよ」 「みなさん……///」 俺達の称賛の言葉に照れるマリア。 「ねぇ、ねぇ、僕には何かないの?」 ワクワクという字が背後に見えそうなくらい俺達の言葉を楽しみにしてるライラ。 「加減しろ」 「やり過ぎ」 「鬼みたい」 「あれ!?褒められてない!?」 当たり前です。 ぶ~ぶ~言うライラは無視し、次の試合を待っていると、 「次!!………はユウリスだが相手がいないな」 次は俺らしいが相手がいないらしい。ってことは俺、最後? 「しょうがない、私が相手をするか」 「!?!?!?」 ガルスが相手だと!?無理だ勝てねぇ!! 「なんか大変な事になりそうだね……」 「武器、ごぼうにしようかな……」 「真面目にやりなさい」 怒られた。 「リナ達だって得意の武器じゃないじゃん」 「だって得意のでやったら……」 「「終わらないし(じゃない)」」 さすが天才
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