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―――かに思えた。
俺達の状態を見て全員が目を疑った。
そこには、
細切れにされた俺の剣と、俺の喉元に刀を向けるシングスの姿だった。
「………し、勝負あり……勝者、シングス…」
先生もわからなかったらしい。ア然としている。
時間が少し開き、歓声の声があがる。
青い魔法陣が消えシングスの周りに人が集まる。それぞれが流石、凄い、カッコイイ等シングスを称賛した。
そして俺の周りにはエル達が集まって来た。
「お疲れ様ユウ、残念だったわね」
「あ、あぁ」
リナが励ましてくれる。
「当たり前だよ、あんなのユウでも止められないよ」
「いつも訓練してたのにね」
「えっ?何で知ってるの?」
「何でって親友だよ?知ってるに決まってるよ」
「ま、まぁ私もそんな感じ///」
「私は実際に見ましたから!!」
「ぼ、僕も知ってたよ!!幼なじみだよ!!当たり前だよ!!」
……ライラは今知っただろ
そのあとは話しがそれ誰も試験の話しはしなくなった。
そのせいもありあの勝負の真相は誰にも話さなかった。
だってあの勝負は………
悔しかったから
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