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好きだという
貴方は私を好きだと言う
それに頷けば貴方は
嬉しそうに微笑んだ
貴方は私を好きだと言う
友人から貴方が
とても嫉妬深いと聞いた
貴方は私を好きだと言う
ある日友人がなにも告げず
私の前から姿を消した
貴方は私を好きだと言う
病が流行っているからと
貴方は私を閉じ込めた
貴方は私を好きだと言う
寂しいわと呟けば
貴方は毎晩逢いに来る
貴方は私を好きだと言う
外に出してと頼んでみたら
貴方は私を何度もぶった
貴方は私を好きだと言う
外から聞こえるのは
鳥のさえずり 笑い声
貴方は私を好きだと言う
ある日貴方は不安だからと
がつり 私の足を斬る
貴方は私を好きだと言う
僕だけを知っていればいいと
私の目をくちり 潰した
貴方は私を好きだと言う
昼か夜かも解らなくて
暗闇のなか寂しく暮らす
貴方は私を好きだと言う
貴方の気を感じた直後
首元に強い圧迫感
貴方は私を好きだと言う
薄れていく 意識の中で
貴方は愛を囁いた
貴方は私を好きだと言う
貴方は私を好きだと言う
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