赤い噴水

2/10
97人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
「聞いた?ユキの死体が消えたってこと」 「聞いた聞いた!こわいよね~」 学校はユキの話題で持ちきりだった。 「もしかしてこれも地獄ワラシの仕業かな?」 「えー。もしそうだったらマジ怖い」 皆がそんな話をしているころ、私は屋上で一人で泣いていた。 「ユキ……」 涙が次々とでてくる 私はここで目が腫れるまでないた。 そんな時、誰かの声が聞こえた。 ―そんなに悲しまないでよ―
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!