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「抱くといいますと…?」
「えっと…
あの
俗に言います、sexです。」
「…ですよねー。
ってあかん!!
男同士やし、
ってそもそも
有機物と無機物やないか!!」
「でも俺、電池切れちゃう…」
と言いながら、
うるうるとした目に
無意識であろう若干の上目遣い、
ぽってりとした唇に指を当て
ちょこんと首を傾げる増田。
あかん…
人間として
いや有機物として
あかんやろ!!
でも。
いや、あかん!!
…結局
脳内緊急会議の結果。
人間の三大欲求は
止められませんでした。
そうと決めた俺は
増田の柔らかそうな唇に
自分の唇を押し当てた。
残った理性は
電池切れたら困るし…
なんて苦しい言い訳を
自分にしながら。
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