~Important day when it became Lover's Birthday,X'mas,&Lover~

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「でも……」 戸惑う雄一さんはあたしの顔を見ながら髪をぐしゃぐしゃにした 「辛いですよ。そんなの余計に……でも冬夜くんは優しいから……分かってるんです、あたしが冬夜くんをいつも困らせてるだけなんだって」 頬が涙で濡れて冷たい風に当たり、じんじんと痛む 結局また泣いちゃったじゃん。冬夜くんのせいだ…… 「んー……ま、一応これとこれ。渡しとく。もう帰りなよ?寒くて死んじゃうよ」 雄一さんは冬夜くんの手紙とプレゼント袋みたいなものをあたしに手渡して帰っていった 「……」 綺麗な袋堤された大きなプレゼントと汚い字で書かれた冬夜くんの手紙…… それを見るだけでやっぱり涙が溢れる ずるいよ、冬夜くんだけプレゼント渡してきて…… あたしだって冬夜くんにクリスマスプレゼントをちゃんと用意してきたんだよ 古臭いかもだけど、手編みのセーター 麻依みたいに笑われるかもしれないけど 「……バカ。冬夜くんのバカ」 冬夜くんの優しさはあたしをすぐに泣かせる。こんな事しておいて会えないなんて、ずるい こんな事するくらいなら何もしないでって思うけど…… 内心やっぱり嬉しくて…… 冬夜くんの事、やっぱりあたしは大好きだから 喧嘩しても、酷い事言われても、やっぱり好きだから やっぱり嬉しいから…… 本当に嬉しいから あたしは立ち上がって走りだしていた
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