恋ぱーせんと

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でも…言わなきゃ、何にも伝わらない 勇気を出してよ、私 好きなんじゃないの…? ねぇ…今言っちゃいなよ!お願いだから! 「み…宮城くん!」 小さい声ながら遠く離れた席で友達と話している宮城くんまで声を飛ばす 「…え、はい?なに桜ノ宮」 周りの人にも注目されちゃって頭が空っぽ 何がなんだか分からない 「…ぁのっ、…ゎ、私と…一緒にっ…ぉ、お昼食べて下さい!」 「…え?昼…?俺部活の仲間と食うけど」 「…ぁ」 普通に返されたその言葉 何故そう返される当たり前の事を全く考えていなかったのか、自分の甘さに腹が立つ もう…無理なの…かな… 「部活の連中と一緒ならいいけど?桜ノ宮嫌じゃない?」 「ぇ…いいの?私も」 「構わないけど…」 少し嫌そうな顔をしたのは気のせい…だよね? 「じゃっ…ぉ、お願いします」 「じゃ…行こー」 「ぁ…ちょっと」 また甘い考え 何をしてるの私。 この教室から出ちゃえば菅原さんをリセット出来ないじゃん… 何…してるの… 空回りして、宮城くんの言葉に全てYes… 私、どうすればいいの…?
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