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屋上に引いてある砂だらけの古臭いブルーシートの上に皆座る
私はお弁当
宮城くんはパンみたい…
他の男子も皆パン
正直、今は何も考えられてない
このポケットに持っているぬいぐるみの毛をどうやって宮城くんの口に入れればいいのか、良く分からない
半径25メートルのテリトリーも多分入っているっていう予測で、実際ウチのクラスが入ってるのかは計ってみなきゃ分からないから
(俺は助言はしない、自分の思う好きな方法でやってみな)
テテくんもここまでやってくれた
ここからは私が一人でやらなきゃダメだ
「へぇー桜ノ宮って苗字なんだ…珍しいんだね…ふーん」
「えぇ…まぁ、珍しいかもです」
宮城くんの友達に囲まれて顔をまじまじと見つめられる
なんか好印象的だけど、何処か独特な気持ち悪さを感じてゾワッとする
「かわいい顔してんだねー」
「ぇ、そぅですか?」
「あぁ、俺モロでタイプ」
「おいおい、あんまりちょっかい出すなよ~」
宮城くんが私を守ってくれた
嬉しくなる
でもまだ解決してない
どーやってこの毛を食べさせればいいんのか…
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