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教室でしばらく待っていると宮城くんが扉から入ってきた
「…ぁ、なに?話って…」
「……」
宮城くんは口を黙らせたまま、机の上に座っている私の前の机に乗った
「…ぇ?どうしたの?」
「…お前さ、エッチとかしたことあんの?」
「…へ?」
私はこの時、目の前の自分の彼氏の嫌な表情を始めて見た
彼は無理矢理私の体を引き寄せる
「…や、やだっ…!なにするのっ」
「…言っとくけどさ、俺菅原と付き合ってるから…お前は…キープってやつ?」
「んっ…んん!」
宮城くんに口を抑えられて机に倒される
教室の開く音がする
宮城くんの友達三人が入ってくる
「おーやってるやってる!」
「お前言ってたもんな!この女アピりまくりで気持ち悪りぃって」
「でも、ま…顔はかわいいから許してあげようぜ」
「んっ~!んっー!」
力いっぱい掴まえてくる腕を離そうとしても男の子の腕で掴まれてしまえば、もうそれまで。
私…バカだぁ…。
こんな男に…
なんで夢中になったの?
相手の中身までちゃんと見てなかったんだよね、相手の気持ちを変えてしまうまでの事までして…
相手の気持ちねじってまでこんな男を…
菅原さんと付き合ってたなんて…
バカみたいっ…
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