恋ぱーせんと

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「ぉい…大丈夫か!桜!」 「…ひっく、ぅ、ありがと…」 気付けば涙を流してた やっぱり少し怖かった 「ほら、涙ふけ」 「…うん」 ハンカチを出して、地べたに座る私の隣に座った 「……ごめんな、分かってたんだ、あいつ等があんまり良くない連中だってのは…止めれなくてゴメン」 「…ううん、いいの…きっとそんなこと聞いても聞かなかっただろうし…それに…翔くんは…」 恋をしてる私が好きだったから… 夢中だったから、そんなこと聞いても信じないと思う 「私の事を助けてくれた…ありがとっ」 「…ふふ、やっぱり笑ったほうがかわいいな」 「…え?」 「いや?なんでもねーよ」 翔くんは隣でただ笑ってた そんな隣で笑う翔くんを見てるとなんだか心が温かくなる気がした 変な感じ… これが恋なのかな… それは実際まだ分からないけど、宮城くんとはまた違った心になる 落ちつく…?安心するのかな…? 隣にいるだけたのに大きい何かから守られてるような… 何なんだろう…コレ 恋?違う…? 「ほら、泣き止んだら早く帰ろーぜ!」 「な、…泣いてないし!」 「出た!認めない女!」 「ふふ、ばーか!」
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