Cute Ghost!!

7/42
前へ
/150ページ
次へ
「えっとぉ…それで、アタシは確かに幽霊だけど正式な幽霊じゃないのです」 「…………」 「君ぃ?聞いてる?」 目の前の幽霊とやらが笑顔で手を振る 「……夢だ、これは夢だよな…うん、…良し、いこう…さぁ……っうわぁぁぁぁぁ!!」 とりあえず叫ぶ 夢なら覚めろと自分に言い聞かせる 「お兄…!?どーしたのォ!?」 ドタドタと足音が近付き部屋の扉が開く 「真紀!ゅ…幽霊がっ…幽霊がぁ!」 「…はぁ?ゆーれい?何言ってんの?…ついに頭可笑しくなった訳ぇ?…おら死ね!」 「押忍っ!!」 妹の真紀は呆れた表情で最後に俺に一発蹴りを入れ部屋を出た 真紀に見えてない…? この目の前にいる幽霊が? 「君にしか見えない様にしてるから無駄!アタシが見れるのは貴方だけ!」 「……っ」 「何で黙っちゃうのさ!」 「……あの、俺まだ死んで無いんですけど、大して悪い事もしてないです…」 幽霊の事は決して見ずに言葉だけかけた 「あ、死神かなんかだと思ってんの~?やっだー!アタシは普通の幽霊!勘違いしないでよっ~」 幽霊の時点で普通じゃない気がするのは俺だけか てゆーかマジ幽霊!? ホント幽霊!? 幽霊とかいるんですか!?
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1282人が本棚に入れています
本棚に追加