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「あの霊媒師なんて嘘っパチもいいとこ、スピリチュアリティもあまり感じないし~」
「……スピルバーグチュアリトル?」
「全然違う、ボケたつもりなら貴方に才能は無い。はい…君もスピリチュアリティが殆ど無いけどこれから上がってくよ、きっと」
「上がっていっていいのかよ…てゆーかボケを普通に切られた…うぇ」
スピリチュアリティとは霊魂などの超自然的存在との見えない繋がりを信じる、または感じる事に基づく思想…らしい
俺にもそれは無いらしい。てゆーか信じてなかったんだから当たり前でしょうが!
「第一幽霊はテレビで言ってる様な怖い存在じゃないの!基本のんきで穏やかな性格よ、心霊写真に写るのもお仕事だから!あんなふうテレビメディアが取り上げるから幽霊がどんどん怖い存在になってっちゃうのよっ!」
頬を膨らませながら拳を握る幽霊さん
良く見れば本当に整った顔立ちにかわいい制服を着ている。太ももあたりまでしか無いけど…つまり恐らくパンツは見える
とこんな冗談も考えられる様になってきた
だいぶ気持ちも落ち着いたみたいだな
「幽霊っていうのは人間や動物と同じ一種の生き物なの、だから人間が未練残して死んだら幽霊になる。なんていうのは人間が勝手にそう言ってるだけだし、輪廻転生で稀になれるかなれないかって所よ?」
俺は"THE何言ってんのコイツ、頭飛んでんの?"的な顔を見せつけてやった
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