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そこまで話したところで教室のドアが勢いよく開いた。
まず目に入ってきたのは銀髪。ボサボサの。そして輝く瞳。ダルそうに。
理科系の教師なんだろう。白衣を身に纏う体からは俺の目から見ても分かるくらいの凄まじいオーラが放たれていた。ダルそうなオーラが。
「全員席につけ~」
「お、先生のお出ましか。じゃ、またあとで」
そう言いつつ、剛は自分の席に戻っていく。
「そんじゃ、HR始めんぞ~」
そう言ってプリントの束を教卓に置き、
「あ~、俺は1年間お前らの担任をする、海狩 雅也(みかり まさや)だ。ま、よろしく頼むわ。そんじゃ~、最初だし自己紹介でもするか? 」
マジかよ。人の前で話すの苦手な俺には地獄だぞ、それ。
「出席番号順に名前と得意な魔法、あとなんか一言言ってくれ。あ、前に出てな」
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