34人が本棚に入れています
本棚に追加
泣き続けて10分くらいだろうか。
その間、和也はずっと香澄を抱いていた。
香澄が泣き止んだのを見て、安堵の表情を浮かべ声を掛けた。
和:何かあった?
香:…和也…
和也は泣き出しそうになる香澄を見て、また強く抱きしめた。
和:何か悩みがあるんだったら、素直に言って。何でもするから。
香澄は嗚咽混じりの声で言う。
香:和也……。私、……妊娠…した…かも。
和也も驚き、抱きしめる腕の力が弱まっていく。
最初のコメントを投稿しよう!