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4月のある雨の日のことだった。
全てはここから始まった。
香澄は、いつものように夜8時に学校から家に帰ってきた。
家の鍵がかかっている。
今夜も香澄の母は残業らしい。
プログラマーの香澄の父は今は半年の出張でアメリカにいる。
来月には帰国する予定だ。
香澄の母は中学校で英語の教師をしている。
いつも母は早くても10時くらいに帰ってくる
香澄は家の鍵を開けて中に入る。
キッチンの台の上にはメモがあった。
それには 帰ってきたら電話してね~ という母の伝言だった。
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