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三月十三日
今日もしろと遊んだ。しろは可愛い。
野良猫かな、とたかが言っていた。
たかが言うならそうなんだろう。たかはいつだって正しい。
私はたかとしろが居ればそれで良いのに。
またあの人間が来た。
いつもは影でひそひそ言ってるくせに、部屋に入るとあの人間は私を妹、と呼んだり錠子、と呼んだりする。
この間部屋で何かをしていた。私が入るとすぐに出ていった。
そう言ったらたかはよく分からない顔をしていた。
たかは笑うととてつもなく可愛いのに中々笑わない。
でも、私はそんなたかが大好きだ。
たかは、私に嘘を言わない。
いつも真っ直ぐ一本通った事を言う。
私に好きだとか言ったその口であの姫様はおかしいなど陰口をたたいたりしない。
笑いながら茶を持ってきた後で私を殴りに来たりしない。
たかは、優しいし、強いから好きだ。
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