No.1

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…ブーーッブーーッ きた! 急いでトーク画面を見る。 《え!誰ってあみの親戚なんでしょ?笑 声かっこよすぎてうっとりだったわー》 彩音からの返事に唖然、呆然。 電話て。そこまでします…? そこまでするような人なら仲良い人たちには連絡されちゃってるんだろう…。 帰りますか…。気を引き締めて…。 てかお母さんじゃなくお兄さんだったのね… あみだってまだ顔すら、声すら知らなかったけど… 諦め、不安の気持ち半分、期待半分。 少し浮かれる自分もいた。 だって… イケメンボイスなんでしょ!?!?!?!? 囁かれたい…期待…楽しm(ry …じゃなくて!! まともに男の子と関われてこなかったのに… 家族にも男いないし… 私大丈夫かな、ちゃんとやれるかな… 浮かれ気味だった脳内も、冷静に考え始めるとすぐに不安でいっぱいになる。 異性にあんまり慣れてもないのに全然知らない人と 二人だけで暮らすなんて… どうしよう…
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