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動揺を隠せない愛美に近寄り
「どーした??」
―ドキッ
"黒髪のお兄ちゃん"は私の顔の真ん前で聞いてきた。
おおおおお!!!!ち!ち!!ちっかい…!!いけめん!!!!ひゃーーー、!!
「あ、あ、…え…ぇえっと…」
緊張すると言葉をかんでしまう癖。コミュ症感満載。
これが恥ずかしくてコンプレックスでもあった。
二人に見られてる。私みたいなのがしかも上手く喋れない、恥ずかしい消えたい。
顔を真っ赤にさせ下を向く。言葉が出ない。
"黒髪のお兄ちゃん"はしゃがんで愛美の顔を覗くと
ふっ、と小さく一瞬だけ笑った。
笑われたことに余計に恥ずかしくなり
真っ赤になった顔を隠す為に違う方を向く
が、
―ドキンッ!!
「ぅわっ!!!!」
“茶髪のお兄ちゃん”は不思議そうな顔で
私の頬に手を当てる。
「わー、ほっぺたあっつい。大丈夫?」
ああああ美しい方が…私の頬に手を…
…二人いるからどの方向を向いてもどっちかには顔を見られてしまうし…ああ
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