No.1

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――――― ―――――――… 「…ん」 目を覚ました愛美は横になったまま目だけで辺りを見渡す。 白と黒のモノクロで揃えられた部屋で なに…この部屋… 見慣れない部屋だった。 私の部屋でもお母さんの部屋でもない。 妙に思いながらもベットから体を起こす。 「あ。起きた」 黒髪のお兄ちゃんの声。 二人は心配そうに愛美の顔を覗き込みに来た。 我に帰る私。 緊張して倒れた…? こんなかっこいい人にここまで運んでもらった…? 二人に間抜けな寝顔…を…? あ、ああ……恥ずかしい…!!!! ぐるぐると考えてるとまた恥ずかしさが込み上げてくる。 二人は何も言わない愛美をじっと見つめていた。 こんな調子だと私また倒れちゃう… 頑張れ。私…。
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