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「俺は竹嶋剛。俺のことは剛でいい」
"黒髪のお兄ちゃん"こと 剛さん。
双子にしては似てない…。
それにさすがに呼び捨てなんて無理…。
と、声に出さず全部頭の中で言い
表情と頭の動きだけでうんうん、と返事をした。
笑ってくれるとき以外には
圧迫感?威圧感?みたいのが漂ってるような
この人を…剛だなんて呼べません…。
「俺は浩太。さっきラインしたのも俺。
剛と俺はふたりとも高2でタメだけど一応俺が兄ちゃんなんだ。
俺のことも好きに呼んでね。」
二人とも二個上だったんだ…。
優しそうに微笑みながら言ってくれた
"茶髪のお兄ちゃん"こと浩太くん。
呼び捨てでもいいって言ってくれたけど
やっぱり年上だし呼びづらいから君付け。
剛さんはさん付け。(笑)
まだ謎な二人だけどやっぱり見惚れちゃうほど、綺麗だしかっこいい。
こんなイケメンと関われることなんてもう二度とないかもってくらい。
そんな二人を見てると
目の保養になるなあ、と
口元が自然と緩んでにやけ顔になってた。
少しだけお母さんに感謝かも…。
浩太くんに、剛さん。悪い人では全くなさそうだし…
…と思っていたのに。
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