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浩太くんが指差したのは…私?
え?え?とおどおどする愛美に浩太はふふっと意地悪く笑う。
「男の部屋でベットに座り続けるなんて誘ってるのー?
降りないなら俺は全然、大歓迎だけど」
!?
「はっ!え!?やっ、とんでもないです!!」
顔をまた赤くしながら急いでベットから飛び降りた。
「やっぱりまだ純粋だよなーかわいー…」
浩太はクスッと笑顔を見せる。
「あんまりからかわないでください…!」
こんなん心臓がもたないよもう…。と思いつつ膨れっ面になる。
「…そんな顔しないの。余計意地悪したくなっちゃうよから」
優しい笑顔のままで浩太は言った。
―ドキッ
「なっ……!」
優しいドS!!!!?少女漫画だもうなにこの世界!!
顔を真っ赤にして怒りたい気持ちと恥ずかしさと妄想とが混ざって言葉を失う。
「…まあ、もう少し大きくなったらね」
そう言って頭をくしゃっと撫でてくれた。
ドキドキして、恥ずかしくて
顔が赤くなったのをこれ以上見られないよう下を向いていた。
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