No.2

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「…ん~っ」 「ふぁ~…」 二人の声に驚いて体がびくっと震えた。 「あ、愛美ちゃん。おはよぉ」 「なんだお前…もう起きてたのか…」 二人共目を擦りながら寝起きのかわいい笑顔。 「あっ、うん、おはよ…」 …じゃなくて!! この手は何…? というかいつの間に寝たの…? 昨日あの後、浩太くんの部屋から出て ご飯作ってくれるってなったんだ。 それで剛さんの意外すぎる手際良さのギャップ感じつつ カレー作ってもらったんだよね。 でも、その後って… … 「わああああ!!恥ずかしいぃいしんじゃうううう!!!!いやーーーっ!」 パニックになり顔を真っ赤にして二人とも繋いでた手を振りほどきベットから飛び出した。 「えぇ!?あ、ちょっと待っ…」 ガチャッバタン!! すごい勢いで飛び出してった愛美の後ろ姿を呆然と二人は眺めた。
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