No.2

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何で…手を…そのまま寝るって… 昨日の出来事をしっかり思い出そうと私は頭をフル回転させた。 ーーーーーーーーーー… お兄ちゃん二人は私が帰ってくるまで ご飯を作ってしかも食べずに待っていてくれたみたいで、 浩太くんの部屋から二人で出た後一緒にリビングに向かって 剛さんが浩太くんの部屋から出て行った後 作り置いてくれてたカレーを温めたりとご飯支度をしてくれていたので 三人でテーブル囲って食べた。 「すごいおいしかった!剛さんお料理上手なんだね!」 こんくらい普通だろ…、とわりと剛さんご満悦。照れ気味。 ズキュンッと心臓にくる。 可愛い反応もするんだ剛さん…とか思って意外な一面にときめいてると 「てか剛さんって気持ちわりー…せめてくん付けにしろ」 と、ぶつぶつ言うから剛くん呼びに変更。 「わ、わかりましたっ!剛くん!」 えへへーって愛美が笑うと浩太くんが面白くなさそうに 「ふたりばっか楽しそうにしてずるい俺もいるんですけどー」 って私のこと後ろから抱きしめてきて 私の心臓張り裂けそうになって、咄嗟に 「へ!?やっ、だめ!」 私は浩太くんを突き放してしまった。
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