No.2

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下着姿二人に見られたの知った時点で すごい恥ずかしいしもうお嫁にいけないと思ったけど でも浩太くんは何も触れないでしかも謝ってくれたから、仕方ないことだったって思えそうだったのに… 剛くんひどいよ!本当最低!! 浩太くんには少し悪いけど剛くんを押し退ける。 「あっ、愛美ちゃん、」 「ちょっ…おい!」 二人の声は無視して制服と鞄だけを取りに自分の部屋に入る。 部屋から出ると私の方見たままの二人。 私は眼中にないという態度で無視したまま 制服と鞄をトイレ持ってって着替え、速攻家を出た。 幼児体型とかもう胸のことでしかないじゃんか… そんなの自分で一番わかってるし! 一番気にしてるから一番言ってほしくなかったのに… 浩太くんも剛くんもきっと付き合ってきた女の人の体と見比べたのかな… 悲しい…下着姿見られたことが悲しいのか あの発言が悲しいのか比べられてるかもしれないことが悲しいのか もうよくわかんないけどとりあえず悲しい。悔しい。 デリカシーのかけらもないお兄ちゃんなんてきらい。 「剛くんなんか大嫌い…」 学校へ向かう道程を走りながら小さく呟いた。
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