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何これ...。嫁...?
「戻ればもう二度と兵士になれない。だが、嫁になればここにいる事は出来る。さぁ、どうする?俺という名の牢獄に入る?」
「...嫌だと言ったら?」
「さぁ?兵士達に酷い事されるかもね?」
「...」
エイナは急な話しに
混乱しながらも考え、
やがて結論を出した。
「...どうせ嫁になるしか...ないんでしょ?」
涙目でエイナは言った。
「プロポーズ、受けてくれるんだね?」
「プッ...プロ...」
エイナは顔が赤くなる。
「よし、決まりだ。我がタリス国のメイド達!エイナを着替えさせてくれ!」
「「「「「了解致しました!」」」」」
「えぇっ!?」
どっから出てきたのっ て
思う程たくさんのメイド達に
無理やり連れてかれてしまう。
「俺は自室で待ってるよ。」
メイド長に伝える。
「了解致しました。すぐにお着替えさせますので。」
ぺこ と御辞儀して
去るメイド長。
「...まさか本当に嫁になさるとは...ヘンリー王に何と伝えれば良いか...」
「俺が一目惚れした女の子だって俺から言うよ。」
「...」
本当かよっ!? みたいな
顔をした。
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