†第二章 姫様は騎士である†

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 あのまま何も食べず、すぐに寝てしまった為、凄くお腹が空いていた。 「うぅ...」 今まで兵士見習いとして過ごしてきた為、朝は早く起きる。 その分空腹感もごまかせない。  ぐぅ~ とお腹がなる。 「くっそ...馬鹿王子め...王子のせいだ...今お腹空いてるのは...」 セツリが着替えさせてくれた (散々自分で着替えると騒いだが勝手に着替えさせられた。) パジャマの格好でただ部屋をうろちょろしていた。 「...」 自分の部屋はまだ落ち着かない。 自分のベッドに机... 朝日が射し込む窓にレースのカーテン。 全季節対応のカーペットに猫。 猫...。 「可愛い...」 猫を撫でてる時が一番落ち着く。 真っ白と真っ黒の二匹だ。  コンコン とノックの音。 「は、はい。」 現実に戻され返事をするエイナ。 少し緊張する。  がちゃ とドアが開いて メイドが入ってきた。 セツリでは無かった。
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