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あのまま何も食べず、すぐに寝てしまった為、凄くお腹が空いていた。
「うぅ...」
今まで兵士見習いとして過ごしてきた為、朝は早く起きる。
その分空腹感もごまかせない。
ぐぅ~ とお腹がなる。
「くっそ...馬鹿王子め...王子のせいだ...今お腹空いてるのは...」
セツリが着替えさせてくれた
(散々自分で着替えると騒いだが勝手に着替えさせられた。)
パジャマの格好でただ部屋をうろちょろしていた。
「...」
自分の部屋はまだ落ち着かない。
自分のベッドに机...
朝日が射し込む窓にレースのカーテン。
全季節対応のカーペットに猫。
猫...。
「可愛い...」
猫を撫でてる時が一番落ち着く。
真っ白と真っ黒の二匹だ。
コンコン とノックの音。
「は、はい。」
現実に戻され返事をするエイナ。
少し緊張する。
がちゃ とドアが開いて
メイドが入ってきた。
セツリでは無かった。
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