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「お早う御座います、エイナ様。私、メイドの一人 アンナ といいます。」
二つのおさげに赤い髪、顔にはそばかすがある少し可愛い感じのメイドだ。
「アンナ...さんか。」
「アンナと御呼び下さい。」
にこ と笑いながら言う。
「お着替えの時間です。ささ、こちらへ。」
ドレスルームへ連れてこられる。
「エイナ様は色んなドレス似合いそうですね~...羨ましい。」
とドレスを選びながら言う。
「...ドレスなんて一度も来た事無かったから...分からない。」
「え?」
「やっぱり、私には普通の格好が似合う。着飾られてるより...」
「...エイナ様...」
アンナは一着服を取り出すと
「これなんかは少し控えめな服装ですよ。」
と言った。
それは、露出度がかなり抑えられた布地の多いドレスだった。
「...有難う、アンナ...。じゃ、早速」
エイナが自分で脱ごうとした時
「エイナ様、私が脱がせますよ。」
と言ってアンナが手を伸ばす。
「ややっ...い、いいよっ。一人で出来るし...。」
「いいえ、これは立派なメイドの役目。私めにお任せ下さい。」
「きゃ~!」
結局アンナに着替えさせられた。
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