†第二章 姫様は騎士である†

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「お早う御座います、エイナ様。私、メイドの一人 アンナ といいます。」 二つのおさげに赤い髪、顔にはそばかすがある少し可愛い感じのメイドだ。 「アンナ...さんか。」 「アンナと御呼び下さい。」  にこ と笑いながら言う。 「お着替えの時間です。ささ、こちらへ。」 ドレスルームへ連れてこられる。 「エイナ様は色んなドレス似合いそうですね~...羨ましい。」 とドレスを選びながら言う。 「...ドレスなんて一度も来た事無かったから...分からない。」 「え?」 「やっぱり、私には普通の格好が似合う。着飾られてるより...」 「...エイナ様...」 アンナは一着服を取り出すと 「これなんかは少し控えめな服装ですよ。」 と言った。 それは、露出度がかなり抑えられた布地の多いドレスだった。 「...有難う、アンナ...。じゃ、早速」 エイナが自分で脱ごうとした時 「エイナ様、私が脱がせますよ。」 と言ってアンナが手を伸ばす。 「ややっ...い、いいよっ。一人で出来るし...。」 「いいえ、これは立派なメイドの役目。私めにお任せ下さい。」 「きゃ~!」 結局アンナに着替えさせられた。
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