†第二章 姫様は騎士である†

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 コンコン とノック音。 「はーい。」 エイナはドアを開ける。 「0点です。」 急に点数を告げられた。 それもライル王子に。 「...ライル王子...何、0点って...?」 かなり不機嫌そうなエイナ。 空腹でかなり 気が立っている模様。 「ドアをノックされたらまず誰かを問うのが先だよ。そして、決して自分からドアは開けない事。分かった?」 「...分かった。」 「はい、言葉使いもちゃんとする。今日は一日 姫 になる為にレッスンするから覚悟して?」 「...はっ?」 改めて理解する。 ドアを開けて 点数を告げられた理由。 今日一日みっちりと 教育されるのだ。 「大丈夫。俺も傍に居られるだけ居てあげるから。」 「...」 涙が浮かんだのは 言うまでも無い。
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