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その後他国語のレッスン、教養、ダンス、etc...
とにかくたくさんのレッスンをした。
「...」
終わった頃には
魂が抜けかけていた。
「エイナ、大丈夫ですか?」
自室でセツリに話し掛けられる。
「...セツリ...」
ようやく魂が戻ってきた。
「姫になるって...大変なんだね。」
「...嫌になりましたか?」
セツリが訊いてきた。
「...ライル王子が嫌。あの人は暇人なの?」
「あー...ライル王子だって暇では無いと思います。きっとエイナの為に一日お暇を御作りになられたのですよ。昨日(さくじつ)、凄い勢いで職務に没頭したと聞いております。」
「...ライル王子が?...私の為に?」
「えぇ。きっとそうです。」
「...」
エイナは少し頬が赤くなる。
「...ふふ、エイナもまんざらでは無さそうですよね。」
「なっ、何がっ!?」
ドキッ と心臓が
飛び跳ねた気がする。
「いえいえ、何でも御座いませんわ。お気になさらず。それではお休みなさいませ。」
ぺこ と御辞儀をして
出ていくセツリ。
「...」
エイナもまんざらでは無さそうですよね。
(...あってはならない。そんな事...だって...私は...)
エイナは無表情で
ずっと外を眺めていた。
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