†第二章 姫様は騎士である†

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 ―次の日― 変わらず朝はアンナがやってきて無理やり着替えさせられた。 「...」 顔が赤くなる。 こればかりは どうも慣れない様で。  コンコン とノック音。 「誰?」 昨日勉強した対応の仕方で 対応するエイナ。 「執事兼・騎士であるラウです。」 「どうぞ。」  がちゃ とドアが開く。 ラウの姿が目に入る。 「失礼致しますエイナ様。本日午前9時、我が国王・ヘンリー様にエイナ様を御紹介する御披露目会が開かれます。」 「...御披露目会...。」 「朝食を済ませた後、ライル様がこちらへ迎えに参る予定になっております。エイナ様はここで待機していて下さい。」 「...分かったわ。」 「それでは後程(のちほど)。」  ぺこ と御辞儀をして ドアを開け、去っていく。 「...御披露目会...!?」
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