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視線を感じ、銀時はチラリと桂を見る。
…口角にクリームが付いていた。
(実技指導しろってか!)
と心でツッコミ、
(…上等じゃねぇか)
とニヤリと笑ったのを、頬を少し赤らめ何かを期待して待っている桂は気付いていなかった。
「ヅラぁ…付いてんぞ……」
少しばかり色っぽい声色で名前を呼び、近付く。そして……
ペロリと
ダイレクトに舐め取る。
「なにっっ!」
思いもよらぬ行動に本気で慌てる桂の顔を見て、銀時は満足げな顔をし、耳元に口を寄せ、囁いた。
「応用編……だ。続き、いくぜ?」
銀時は桂のくれたチョコをひとつ口に入れ、ニヤリと笑った。
「え…銀…ちょっ…あっ」
桂はこのあと
応用編の実技指導をたっぷり受けることになったのだった。
~終~
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