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「あ…えっ…あぁ」
「そ～だ、土方くん、放課後現国のノート集めて持ってきてくんね？」
相変わらずの格好で、キィキィと椅子を揺らしながら企みのありそうな笑顔を向ける銀八。
「はぁ？宿題は無ぇはず……」
退室のために背を向けていた土方は振り向き銀八を見る。
「つか、そんなん日直に……」
「い～から。頼んだぞ！はい、行ってよ～し！」
クルッと椅子から離れ、“はいはいはい”と土方は背中を押され、無理矢理退室させられた。
「あっ、てめっ、銀八っ！」
パタン。
ドアが閉まる。
「少しくらい、いいじゃねぇか……」
ブツブツと文句を言いながらも、めんどくさい仕事の代わりにまたここへ来れる、と土方は嬉しそうに教室に戻って行った。
銀八の企みには気付きもせず。
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