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ケーキを食べ終わる頃……
「あ、お茶……」
そう言って顔を上げた桂は、銀時の口角にクリームが付いていることに気付く。
「銀時……」
微笑みながら
それを指ですくって……
…銀時の鼻の頭に付けた。
「ちょっ、えぇぇえぇ!?」
「なんだ?」
「なんだ?じゃねぇぇぇえ!普通このシチュエーションなら取ったクリーム自分で舐めるよね、“付いてるゾ”かなんか言ってさ!何コレ、なんで鼻?なにゆえ鼻?!」
「いや、あの、面白いかな、と思ってだな……」
「待て待て、ここ、面白くするとこじゃないからね、ラブラブイチャイチャするとこだからね!分かる?」
「そうなのか……」
「そう!そーゆーベタな絡み、実は読者のみんな好きだからね!」
「なるほど。そういうものか。で、どうするのだ」
「だからね、こういう場合は……」
桂は銀時から指南を受け、フムフムと聞いていた。
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