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すると、悠希が私の様子を伺いながら聞いてきた。 「真依、このまま帰るの?」 返事をしなかった。 しばらく車を走らせて、悠希のアパートが見えて来ると、 「ねぇ、部屋寄ってってよ。」 と、悠希が私の手に触れた。 多分、震えてるのバレた。 「ね?」 強く手を握られて、やっと震えが止まった気がした。 結局私は車を降りて、悠希の部屋に。 1ヶ月ぶりぐらいかな。 悠希の匂いがする。 .
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