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青空の下
国と国が戦争をしている…
明日香は地方の高校へ通っていた…
高校へ行っても授業など受けるわけではない。
体育館に設けられた臨時の武器製造ラインで手榴弾の製造を生徒全員で朝から晩まで作り続けるのだ。
お昼休みの屋上で紺のセーラー服を着た明日香と弥生は二人きりで、お昼ご飯を食べていた。
清々しい晴天の秋空の下、二人の少女は取留めのない話に興じていた。
紺のプリーツスカートが風にはためき、薄水色のスカーフが靡いている。
昼下りの憩いの一時だった。
突如、サイレンがなった…
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