417人が本棚に入れています
本棚に追加
武市
「改めて言うが…
この仕事…
引き受けてくれんかの?」
松永は、しばし考える。
松永
(…この時代の法律は大した事ないだろう…
誰でも良いから…人を殺してみたい…利に叶っている仕事じゃないか…
それに…
俺は人を殺してる身だ…
今更、恐る事は何もないだろ…
この時代でも俺の運命は決まっている…
って事か……
ならば、その運命…
受け入れてやるよ)
武市
「…どうする……」
松永
「…任せて下さい」
その言葉に、武市は松永に頭を下げて感謝する。
武市
「そうか!!!!
引き受けてくれるがか!!!
ありがたい!!!!」
松永
「…はい…」
武市
「………よし
仕事がある時は、人目の付かない所で話そう…
誰が聞いているか分からんきの…」
松永
「分かりました…」
武市
「では、宜しく頼む。」
武市は立ち上がり松永に頭を下げると、部屋から去って行った。
松永
「…何だか…
面白くなってきた…」
松永は、時は幕府の末期時代へタイムスリップし…ひょんな事から人斬りの仕事を引き受ける事になるのだった。
第2話へ続く
最初のコメントを投稿しよう!