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武市は何やら改まった様子だ
武市
「…わしらは明日、京に行くのは…さっき言ったな?」
松永
「…はい…」
武市
「わし達は京にて、朝廷に攘夷実行を約束する為に向かうんじゃ…朝廷にも攘夷派の公家もいるし…話しは通してある…」
松永
「…はぁ…」
松永は、イマイチ意味が分からなかったが、とりあえず武市の話しを聞き続ける。
武市
「その攘夷実行の為に…おまんには、ある仕事をして貰いたいんじゃ…」
松永
「………仕事?」
武市
「まだ、おまんに記憶があった時…その仕事をしてくれる約束は、して貰たんじゃが…今の、おまんには記憶が無い…
だから、いちよう…再度、約束をして貰おうと思ってな…
大変な仕事ではあるが…」
松永
「……はぁ…
前に約束したんであれば…
どんな仕事かは分かりませんが…引き受けましょう…
(ここで断れば逆に怪しまれるかもしれん…
引き受けとくか…)」
武市
「まっことかあ!!!
それは忝ない…
すまんのぅ…
以蔵!!!!」
武市は満面の笑みを浮かべ嬉しそうだ。
松永
「…は…はい…」
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