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そして…
数日後―
松永の最初の任務が始まろうとしていた。
松永と田中は武市に呼ばれ部屋へと来ていた。
武市
「おまんらぁに初仕事じゃ…」
田中
「……はい」
松永
「…………………」
松永は固唾を飲む。
武市
「…越後藩での
最近…やたらと攘夷、攘夷と偉そうにする男がおる……
奴は他の攘夷派を馬鹿にし…
自分が、攘夷の先駆けにでもなったと勘違いしとる…
奴に、これ以上…
偉そうにされちゃ…他の攘夷派の面目が潰れる…それに…
驚異じゃ…
そいつを斬ってくれ。」
田中
「そん奴の名は…」
武市
「………うむ
本間精一郎…じゃ」
松永
「本間…精一郎」
武市
「…明日…
とある料亭にて
本間が酒を飲みに現れる…
酔って店を出た所を…
付けて…
………………殺れ」
田中
「…分かりもした」
松永
「…………………」
武市
「…検分役に
平井収二郎と島村衛吉を行かせる…
失敗はするなよ…」
田中
「任せてたもんそ」
松永
「…が…頑張ります…」
武市
「…以蔵
……頑張りや!!
稽古した事を忘れるなよ」
松永
「………はい」
そして…
次の日…
―夜―
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