1980年の夏

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あの日は、彼氏と別れたばかりのマキにせがまれて、ドライブに付き合ったのだ。 車はマキのモト彼が買ったばかしのツーシーターのスポーツカー。 マキはモト彼に車の頭金を貸していたから、車を取り上げたのだ。 マキは振られたときこういったのだという。 「じゃ、あとはビジネスライクにいきましょうね!」 私には絶対に出来ないけど・・・ そして、そのまま、スポーツカーに乗って大学まで私を迎えにきた。
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