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ユチョンでない誰かが僕の背後から手を回して僕を弄っていた。
後ろにピッタリ身を寄せて。
気配と背中が感じる感触からユチョンと同様、均整のとれた筋肉のついた長身の男だと感じられる。
咄嗟に逃げようと腰をひくが、相手の体が後ろから自分の動きを封じ込める。
正に身動きのとれない状態。
さらにユチョンにがっちりホールドされた体勢ではどうしようもできない。
せめて、ユチョンが気づいてくれたら…。
『ユチョン助けて…』
そう、瞳だけで訴え僕は涙ながらにユチョンを見上げた。
けれど、ユチョンは
笑ったまま、自身のイタズラを止めようとはしない。
位置的に彼も僕を撫で回すもう1人の手の存在にも気づいているハズなのに。
まさか……、気づいてて
楽しんでる?
考えたってどうしようもない。
僕は可能な限り身を捩って、その手から逃れようとした。
けれど、その手は遊びを止めようとはしない。
そればかりか、更にその動きを大胆にさせた。
スカートを捲りあげ潜りこんでくる手のひらに冷や汗がでる。
もし、僕が男だと気づいたら…
怖くて悲鳴も上げられない中、
一番にそれを危惧した。
いくら僕のモノがおっきくないっていっても、勃起してしまえばちっちゃな女ものの下着で覆い隠すのは困難だ。
「ひっ……ゃ…」
だんだんと息が上がり呼吸するのも困難になってくる。
そうする内に節ばった太い指が薄い下着の上から意志をもって直接僕に触れてきた。
もう終わり…。ぎゅーっと瞳を瞑った。
けれど僕の思いに反して、僕に触れた後ろの男はふっと笑みを漏らし熱い息を吐いた。
そして、そのまま耳元に唇を寄せて囁いてきた。
「…おっきい、クリ○リスだな?………膨らみ過ぎだぞ」
下着の上から飛びだした濡れた先端を撫でくりまわし囁かれた。
低い男らしい声に震えが増す。
露骨な言葉に羞恥で体が真っ赤に染まった。
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