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「貴様等如きに俺に勝てると思っているのか?」
殺気を放ちながら私達を見る魔王さん。ハハハ、おしっこ漏れそう、テヘッ☆
「勇者!!お前も何か言ってやれっ!!」
暑苦しく叫ぶ戦士。
私はポケットから紙を取り出し、広げた。
「・・・・・・え~っと、私達は負ける訳にはいかないのだ。民の想いを背負って・・・・・・ちっ、字ぃ汚ねぇな、おい。・・・きているのだ。ん~、だから私達、10人は・・・・・・あっ、もう3人しかいね~や。・・・・・・3人は負ける訳にはいかないのだ。覚悟しろ、真央?カ~っ、最後の最後に漢字間違えるかぁ?普通よ~。・・・・・・やっぱ昨日の深夜にうたた寝しながら書くべきじゃなかったなぁ~。あっ、以上です~。」
紙、もといカンペをポケットにしまって、魔王を見る。・・・・・・あれ?なんか呆れてない?
なんでかわからず、戦士と魔法使いも見てみたが同じ様に呆れていた。
つーか馬鹿戦士、おい。てめぇは呆れんな!地獄に堕ちろ!!そして二度と戻ってくんな!!閻魔大王になぶられて生活しやがれ!!
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