プロローグ

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「なら、何しにきたんだよっ!?」 戦士は地面に鼻を打ったのか、鼻血を流しながら訴える。 キメーんだよ。私に話しかけんなっ!!首切るぞ、ゴラァ!! 「勇者・・・・・・それなら、貴女の目的は?」 ん~、可愛いな魔法使いちゃんは!!後でナデナデしてあげよう! 魔法使いちゃんが"貴女"って言ってたのは私が女だからね、OK? 勘違いしてた奴、夜道に気をつけやがれよ? ・・・・・・・とっとっとっ、話が脱線したねぇ。 なんだっけ?・・・・・・あぁ~私の目的だっけ? そんなの決まってる。 「醜い豚筋肉ゴリラを魔王さんに殺してもらう為だけど?」 聞かれたら、素直に正直に隠しごと無く話すのが私のモットー、OK? 「「・・・・・・・・・・・・。」」 あらま、お二人さんがフリーズしてしまいましたなぁ。対象であるゴリラはキョロキョロ見回している。どうやら自分の事とは思っていないようだ。 その角刈りの頭に火の玉撃って、チリチリで微妙なアフロヘアーに変えてやろうか!!
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