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魔王さんは哀れみの目でキョロキョロとしている戦士を見ている。
あんな奴、目に毒だというのに。
魔王さんも優しい人だなぁ。
「確かに"あれ"はメンバーの汚点ですが、今まで一緒に仲間として頑張ってきたじゃないですかっ!!」
「ゴメン。豚のことを一回でも仲間って思ったこと無いや!」
ア~ッハッハッハッハッ!!
家畜を仲間だと思えないし、常に早く死んでって願ってたもん!
魔法使いちゃんは右手の親指と人差し指に顎を乗せ、メジャーな考えるポーズをする。
う~ん、と唸っている姿は愛らしい。よし、今度抱きしめてあげよう!!
少しして魔法使いは考えが纏まったようで、右手を元の位置に戻した。
「そうですね!・・・・・・殺しちゃってください、魔王さん!!」
あわわわわわ!!魔法使いちゃんがコッチ側に付いちゃった☆
あの優しい魔法使いちゃんが"殺して"なんて言うんだから、日頃の行いが悪い豚筋肉が悪い!!
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