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『こんにちは、市之瀬 穂稀(イチノセ ホマレ)さん。』
気がつくとあたしは、不思議な空間にいた。
どこを見渡しても一面、真っ白い空間。
他には何もない。
そしてあたしの目の前に、見知らぬ男が立っていた。
「何であたしの名前を…?」
あたしは夢の中にでもいるのだろうか?
冴えない頭でぼんやり考えていると、目の前の男が答えた。
『僕は、君の未来を知っているから。』
「…はぁ、そうですか。」
間違いなく、これは夢だ。
おかしな事を言う男。
早くあたしの夢から出て行ってくれないだろうか。
そんなあたしの思いとは裏腹に、男は更におかしな事を言い出した。
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